チベット仏教
伝播
 
チベット仏教は布教によって諸民族の間で広く信仰されています。

チベット系民族ではブータンや、インドのシッキム州、ラダック地方、アルナーチャル・プラデーシュ州のメンパ族、ネパール北部ヒマラヤ地帯のムスタンやシェルパ人などで信仰されています。

チベット系以外ではモンゴル国と中国領南モンゴルのモンゴル人、ロシア連邦内のブリヤート人やカルムイク人、モンゴルの影響が強いテュルク系トゥバ人でも大きな勢力を持つ宗教となりました。

他に満州族、ナシ族などがチベット仏教を信仰しています。
北京や五台山、満州東北部など中国北方にもチベット仏教寺院が点在します。

モンゴルはチベット仏教の盛んな所であり、チベット仏教そのままと言うことが出来ます。
当然地域的な特色はありますが、モンゴルとして独立した仏教になっているとは言えません。
チベットにおける宗派がそのままモンゴルにも存在しています。

ネパールでは北部のチベット系民族にチベット仏教が信仰されていますが、中央部のネワール族には独自の大乗仏教が伝えられています。
ホーム(TOP)    次ページ