幸福への道
我慢
 
我慢するのは良くありません。
あきらめることとは違うのです。
我慢している状態では幸せ感は得られません。仏教では正しい知恵として、心の制御を教えているように思います。
30万円しかないけど辛抱しようというのと、30万円でいいやと思うのと、微妙に違うのです。この違いをつかみとって欲しいのです。
我慢するというのは耐え忍んでいることです。いつか何らかのきっかけによって爆発する可能性を持っています。
例えば仕事の解決策の選択において上司と意見が合わなかった場合、上司に対して、貴方の私に対する評価は間違っていませんか、30万円しかないのですよ!と、まるで仕事の解決策とは関係のないことまで大声で怒鳴ってしまうかもしれません。常にうっ積した状態にあるからです。ただやっとのことで押さえ込んでいるだけです。
それに対して、あきらめてしまったとすれば、要するに30万円でいいや、それ以上は望まないよ、と考えてしまった場合です。
こんな俺に30万円もくれるとは有り難い会社だと感謝さえしているのです。
当然給料に対する不満はないわけです。ですから爆発することはありません。
不満がないのですから幸せなわけです。
我慢するのではなくあきらめてしまえば幸せ感が得られるのです。
幸せ感を持ちながら、さらに上を目指して努力することが大切です。

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