幸福への道 |
いつも不機嫌な人 いつも不機嫌な人はどうしていつも不機嫌なのでしょうか。 地獄霊が存在すると思う人に言わせれば、それは、あの世の地獄霊がこの世の人にとりついて、いつも不機嫌で居るように指導しているからだと言われるわけです。 地獄霊は生前不機嫌であった人の霊が多いのです。まず、幸福な生活を送った人の霊は地獄界には来ていないでしょう。 このような地獄界の霊がこの世の人にとりつき、不機嫌で居るように指導するので、その人の心は不機嫌でいるようになるというわけです。 では、霊界は存在しないと思う人はこれをどう解釈するのでしょうか。 別にその解釈に不思議はありません。 霊がとりついていたり、指導されているわけではなく、自分自身の心が不機嫌で居るように決めているからだと解釈しているのです。 人の行動というのは、すべてその人の心の決定によってなされているということです。 右手を上げようと決定するから、右手を上げます。 あるいはその人が笑おうと意志決定するから笑います。 すべての行動はその人の心の決定によってなされているのです。 人との対話においてもそうです。 どう答えるかはその人の心の結果の表れであり、怒ってみたり、しゃれを言ってみたり、同調してみたりといろいろの動作になるわけです。 いつも不機嫌な人は、その人の心が、いつも不機嫌で居ようと決めているからです。自分で決めたのです。 もちろんそう決めるのには回りの状態や条件が大きく作用していることは間違いありませんが、最終的には自分の心が決めているわけです。 ですから、その人の眉間にはしわがより、口はへの字に曲がったままとなるのです。 もし、その人の心が、いつも上機嫌で居ることに決めたなら、その人の顔はいつもまろやかに微笑んでいることでしょう。 |