幸福への道
人の幸福を願う
 
人の喜んでくれる仕事をとにかく一生懸命やりました。
新しい知識もどんどん勉強しました。
少しづつ進んでいくその仕事が楽しいのです。
給料がいくらついているのか考えもしません。ボーナスだって封も切らずに家内に渡しました。
明けても暮れても開発に取り組んだのです。
会社が楽しくて仕方ないのです。特許も沢山とりました。
肉体的には非常に辛いです。仕事はきついです。
でも楽しいのです。
これが幸せでなくて何でしょう。
新製品として作り上げたものを私が使うわけではありません。お客様が使われるのです。
お客様が喜んでくださるのです。
社会に貢献することが出来ているわけです。
人が喜んでくれるために自分が努力したわけです。
そこに幸せを感じることが出来たのです。
人生を楽しむコツはここにあります。
人が喜んでくれることを成し遂げるために努力することです。
その報酬を期待することではありません。給料やボーナスを期待するのではなく、喜んでもらえるものを作り上げる努力に傾注することです。
ややもすると、これだけ仕事をしたのだからその報酬としてこれこれの給料があってもいいのではないかと言うこだわりを持ってしまいがちです。
そういう意味で結果にこだわりすぎず、人のためになる今なすべきことに全力を傾注することが大切です。
そうすれば自然に喜びが感じられ、幸せになることが出来ます。
常に全力を傾注するということは、さらに人のために尽くすことでもあり、自分自身を向上させることでもあります。
不平不満を捨てることによって現状において幸せ感を持ちつつ、更なる向上心を持つことです。
そうして、人様のお役に立てるようになることです。
基本的に幸福への道はここにあると私は思います。

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