いろいろ探してみましたが、勉強不足のためか、貝葉梵字の般若心経と玄奘の般若心経を直接くらべられるようにした文献やHPは有りませんでした。
そこで、貝葉梵字を漢字表現の般若心経とし、二つを比べられるように、一覧表掛軸に仕上げました。
玄奘は貝葉般若心経原本には無い[度一切苦厄]という語句を創作して挿入しています。これが玄奘三蔵の考えた般若心経に於いて一番違う所であり、それが故にこれほどまでに愛される般若心経に成ったのではないでしょうか。
この一言で般若心経の全目的を言い切っています。
私は普通の床の間用掛軸に書いたのですが、友達がこれを縮小して、玄関用掛け軸に作ってくれました。
上部の装飾は貴重な天然の黒桜で荘厳さを演出しています。
極上の1枚物の和紙に長尺印刷され、裏打ちは大島になっています。
梵字中心の掛軸ですので、小形掛軸と言っても、重みのある重厚な掛軸になっています。
東京国立博物館所蔵法隆寺貝葉経。梵字の般若心経です。
ご好意により、特別に許可を頂いて研究用として複写フイルムを頂戴し焼付けた写真で、
実物大にしてあります。
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